2026年、フェルッチョ・ブゾーニ生誕160年。J.S.バッハ未完の《フーガの技法》に触発された大作《幻想曲的対位法》は、対位法の極致を示す孤高の金字塔ですが、演奏機会は極めて稀です。
この作品を東京で響かせるのは、世界的ピアニストで日本文化にも精通するサラ・デイヴィス・ビュクナー。2016年のブゾーニ生誕150年記念リサイタルでも高い評価を受け、さらに2024年にはハンブルクのアルゲリッチ・フェスティバルでマルタ・アルゲリッチと共演し、その実力を認められています。
プログラムでは、ブゾーニの音楽が弟子レオ・シロタらを介して日本に伝わった過程にも光を当てます。来日し戦後まで活動したシロタは、日本の音楽界に大きな足跡を残しました。
東京では初となるビュクナーのソロリサイタル。演奏会を超え、過去と現在、日本と西洋をつなぐ「文化的対話の場」となるでしょう。
