《第1回 交差のはじまり ― 1854年、シューマン夫妻と若きブラームス》
ブラームスのピアノ三重奏曲4作を中心に、彼と深い結びつきを持ったシューマン夫妻とキルヒナーの作品・編曲を交差させながら描く全4回シリーズが始まります。
第1回は、音楽史において運命的な年「1854年」を軸に据えます。ロベルト・シューマンの精神崩壊、クララの孤独な再出発、そして若きブラームスとの邂逅――その濃密な交差の瞬間を、3つの作品で描き出します。
プログラムには、クララの傑作《ピアノ三重奏曲》、ブラームスの幻の初稿版《三重奏曲第1番》、そして日本初演見込みとなるF.ヤンセン編曲によるR.シューマンのヴァイオリン・ソナタ三重奏版を収録。いずれも“知られざる肖像”の深層に迫るものばかりです。
三重奏という編成でこそ立ち現れる響きの繊細な交差を、これまで共演を重ねてきた、深く親密なアンサンブルに定評のある3人の音楽家が取り組みます。新たな耳で聴く、ブラームスとその時代の肖像――そのはじまりに、ぜひご期待ください。
■ 今後の開催予定(全4回)四つの肖像 ─ ブラームスと、彼をめぐる三人の音楽家たち(全4回)
第2回|2026年12月予定
《変奏される記憶 ― キルヒナーの耳と、円熟のブラームス》
【プログラム】
・J.ブラームス/T.キルヒナー編:弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調 Op.18(ピアノ三重奏版)
・J.ブラームス:ピアノ三重奏曲第2番 ハ長調 Op.87
第3回|2027年6月予定
《静かな継承 ― 後期ブラームスと響きの手渡し》
【プログラム】
・J.ブラームス/T.キルヒナー編:弦楽六重奏曲第2番 ト長調 Op.36(ピアノ三重奏版)
・J.ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.101
第4回|2027年12月予定
《ふたたび描く肖像 ― キルヒナーをめぐる音の回帰》
【プログラム】
・R.シューマン/T.キルヒナー編:カノン形式の練習曲 Op.56より(ピアノ三重奏版)
・T.キルヒナー:色とりどりの葉(Bunte Blätter)
・J.ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 Op.8(1889年改訂版)
