作品を一曲ずつ演奏するだけでなく、その並びやつながりから新たな物語を紡ぎ出すこと。
倉田莉奈は、プログラム全体を一つの作品として構想するリサイタルに取り組んできました。
作品同士が響き合うことで生まれる新しい発見や、音楽が違って聴こえる瞬間を大切にしています。
今回はドビュッシー《前奏曲集 第1巻》の12曲を軸に、ラモー、バッハ=サン=サーンス、ショパン、アルベニス、サティ、ラドミロー、セヴラックの作品を織り込んだリサイタルです。
異なる時代や土地に生まれた音楽が隣り合うことで、よく知られた《前奏曲集》にも新たな表情が生まれます。
一曲一曲の魅力を味わうだけでなく、作品同士が響き合い、新しい音楽の風景が立ち上がる瞬間をお楽しみください。
曲順そのものが一つの物語となり、静けさから躍動へ、光から影へ、夕暮れから西風へ──。
ドビュッシーの音楽が新たな景色の中で響くひとときをお届けします。
