おかげさまで「大塚茜 & 鶴澤奏 サロンコンサート」 無事に終了しました。
ご来場いただいたお客さま、そして応援いただきました皆さま、本当にありがとうございました!
今回はこれまでとは少々趣きを変えて、素晴らしい音楽家たちによるサロンコンサートでした。
より多くの人に音楽や生演奏の楽しみが伝わったのではないかと考えています。
おいでいただきましたお客さまの生の声を、許可をいただき、ここに転載します。ぜひご覧ください。
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大塚茜(フルート)、鶴澤奏(ピアノ)デュオコンサートに。
この分野は不案内で初めて聴く曲ばかりでしたが、曲も演奏も大変楽しみました。
お二人とも深い音色と変化に富む色彩感を併せ持つ奏者です。
冒頭の2つの変奏曲(ヘンデルとショパン)など、同じ素材をさまざま調理した美味しいコース料理のように聴けたのはその賜物でしょうね。
鶴澤さんのピアノは闊達な演奏ぶりで、フォルクナーの作品のブラームスばりの深いバスの上に主旋律が色鮮やかに浮かびででくるところなど心躍ります。
後半のライネッケのフルートソナタ「ウンディーネ」は管弦楽のバラードをソナタに仕立てたような曲で、水の精のさまざまな感情を描く不思議で美しいフルートの旋律がちりばめられていて、それを陰影深く描いた大塚さんの力量が素晴らしい!
ピアノもオケの低音と高音の楽器を両手で別々に弾き分けるようなくだりもあって大変ですが、それをフルートと合わせながらこなす妙技に心が躍り、美しい作品の見事な演奏に素晴らしい午後となりました。
主宰で解説進行も担当された山田さんの選曲の妙が光ります。有難うございました。