みのりの眼

ベル・エポックの花束 ~珠玉のフランス近代室内楽の名品たち~ レポート

おかげさまで「ベル・エポックの花束 ~珠玉のフランス近代室内楽の名品たち~ 」 無事に終了しました。

ご来場いただいたお客さま、そして応援いただきました皆さま、本当にありがとうございました!

今回もまた知られざる作品が素晴らしい音楽家たちによって演奏されました。
貴重な演奏会だったと思います。

おいでいただきましたお客さまの生の声を、許可をいただき、ここに転載します。ぜひご覧ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2024年11月16日(土)
「みのりの眼」さん主宰の「ベル・エポックの花束」に。

5人の演奏家にソプラノを迎えて知られざるフランス室内楽の佳作を演奏する会です。
これだけ珍しい編成の佳作を選び、名手を集めて、一度だけの演奏会で披露する情熱は素晴らしいですね。
美味しい前菜が次々に出てきて、未知の野菜やジビエの味わいが次々に舌の上に広がるような耳の御馳走です。

特に冒頭のフランセの洒落た味わいと、ジャン・クラの「パンの笛」が強く印象に残る。

この曲はパンフルート(フルート持ち替え!)と弦楽伴奏が付く4曲の歌曲集ですが、この曲のためにパンフルートを習得したという大塚茜さんの音色に吉川夏野さんの歌声が澄み渡り、海の波に乗っているような快いリズムの揺らぎは、まさに海軍士官だった作曲者の持ち味です。古伝説を描いた詩の美しさ(字幕付き)も忘れ難いもの。

これらに加え、ロラン=マニュエルの弦楽三重奏、サン=サーンスのハープとヴァイオリン、トゥルニエの五人合奏と、組み合わせ自体が珍しい作品群の色彩感はこれまで味わったことのない妙味。

有難うございました!