みのりの眼

ルクーとその時代 vol.2(2024.12.8)

<ギヨーム・ルクー没後130年記念コンサート vol.2>

19世紀末、作曲家セザール・フランクを「Père Franck (父フランク)」と慕う作曲家達がいました。
名前を挙げるならば、ダンディ、デュパルク、ショーソン、ピエルネなど、錚々たる顔ぶれが並びます。
しかし彼らの中で、「天才」の形容詞が最も似つかわしかったのがギヨーム・ルクー(1870-1894) です。

にもかかわらず現在ルクーの作品の多くはほとんど聴かれる機会は稀といえます。
兄弟子だったヴァンサン・ダンディの言葉を借りれば、ルクーが「気質においてほとんど天才」でありながらも、
「その資質を完全な形で世に示す前に24歳で死んでしまった」ためなのです。

今年はそのルクーが亡くなってから130年が経ちました。
それを機に今回ルクーの重要な作品を、ルクーとの縁が認めれられる音楽家の作品と並べて聴いていただける機会を設けました。
この2回のコンサートでルクーの「天才性」をより深く感じていただければと思います。

【プログラム】
・イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第5番
・イザイ:悲劇的な詩
・ドビュッシー:ヴァイオリンソナタ
・ルクー:3つの小品
・ルクー:ヴァイオリンソナタ
*やむを得ない場合、曲目が変更になる場合があります。

【出演】
栗原壱成(ヴァイオリン)
蓜島啓介(ピアノ)

全席自由 一般:4,000円、ペア:7,000円(10月中旬から、e+、TEKET にて発売開始予定)
日程:2024.12.8(日)15:00開演(14:30開場)
場所:やなか音楽ホール